2005/8/ 2
株式会社ツーリズム・マーケティング研究所は、7月21日に英国、さらに2日後の23日にエジプトで発生した同時多発テロの、海外旅行(業務渡航を含む)への影響について、第2回オンライン調査を実施しました。
今回の調査では、7月7日に発生した最初の英国テロ後に実施した、第1回調査[7月12日~15日]と比較し、海外旅行の方面変更がやや増加しているものの、取消・延期は極めて少ないという結果が示されました。また、2回の調査を通じて、現時点での海外旅行への影響は、概ね英国・欧州など特定地域に限られることが明確になりました。
(1)同時多発テロの影響は極めて小さい
今回(第2回)の調査によると、『既に海外旅行を予約している』人の88.9%(前回増減 ▲1.4P)が「特に影響なし」と回答。「延期・中止(検討中含む)」は2.2%(同+0.9P)、「他の方面(海外)変更(検討中を含む)」は4.4%(同▲0.1P)、「国内旅行に変更(検討中を含む)」は0%(同▲0.6P)であった。
一方、『今年中に行く予定がある』と答えた人では、「特に影響なし」が75.9%(同▲8.4P)、「延期・中止(検討中含む)」は4.6%(同+0.5P)、「他の方面(海外)変更(検討中を含む)」は11.5%(+5.2P)、「国内旅行に変更(検討中を含む)」は4.6%(+2.5P)で、状況を見ながら方面変更を検討している人が増加している。

参考: 2001年9月11日の米国同時多発テロの5ヶ月後(2002年2月)に、日本旅行業協会(JATA)が実施した調査と比較しても、今回の第1回、第2回調査ともに、海外旅行の中止・延期や国内旅行への変更を実施・検討している人は少ない。

(2)テロによる影響は概ね特定地域への旅行に限定される
予定している旅行の行き先別に見ると、英国および英国を除く欧州に「延期・中止」、「他の方面(海外)に変更」の回答が比較的多いものの、今回調査の英国でも50.0%の人が「特に影響なし」と回答している。現時点では、同時多発テロ事件による海外旅行への影響は小さく、英国、欧風など特定地域に限定されると考えられる。

(3)最近の海外旅行経験の多い人は、状況の変化に敏感
過去3年間の海外旅行経験が『5回以上』の人は、「延期・中止」が8.2%(前回増減+4.7P)、「他の方面(海外)に変更」が13.1%(同+6.1P)と、前回調査よりも大きく増加している。これは、1回目の英国テロ(7/7)では状況を見守っていたが、2回目の英国テロ(7/21)を機に方面変更や延期・中止を検討した人が多いことを示している。
この理由としては、最近の海外旅行経験が豊富な人は、自分自身で旅行の危険やリスクを判断して対処する傾向が強く、他の層よりも状況の変化に対し敏感であるからと考えられる。また、『5回以上』の人は、旅行の目的が明確なためか、「国内旅行に変更」が少なく前回からほとんど増えていないことも注目される。

(4)同行者や職場への影響も少ない
家族や職場や同行者等への影響は、「家族や知人が反対している」は18.6%(前回増減+7.9P)、とやや増加が目立つものの、「職場で特定方面の出張を控える」は6.5%(同+2.4P)、「同行者が海外旅行をためらっている」は6.6%(同+0.9P)で、概ね前回と同程度であった。
株式会社ツーリズム・マーケティング研究所がイラク戦争・SARS時(2003年4月)に実施した調査と比較すると、今回の同時多発テロでは家族や職場や同行者への影響も小さい。

| 調査概要 | 調査時期: 2005年7月27日(水)~31日(日) 調査方法: WEB調査 調査対象: 全国のiMiネット会員 男女5,000名 回答者数(有効回答): 1,072名 (うち男性569名、女性503名) |
→→→→ このリリースに関する問い合わせは、担当:磯貝・田中まで
株式会社ツーリズム・マーケティング研究所
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