東日本大震災が消費・旅行に与える影響に関する調査(第2回)

3月11日に発生した東日本大震災から2ヶ月が経ち、経済活動や社会生活がもとに戻りつつあるいま、消費者の心理や行動はどのような変化をみせるのか。

「震災が日常生活に及ぼした影響」について、約3分の1が「震災後は行動が変化したが、今は完全に地震以前と同じ状態に戻った」と回答した(図1)。地域別にみると、首都圏で「震災後は行動が変化したが、今は完全に地震以前と同じ状態に戻った」が多い。急速なインフラの復旧や物流の安定化によって、首都圏に普段の日常が戻りつつあることが窺える。これに対して、中京・関西では80%以上がこれまで通りの日常生活を送っている。

地震後約2ヶ月が経過した今も、「日常生活における行動に変化がある」と回答した人は全体の26%と、第1回調査(4月8~12日)の69%から大幅に減少した。

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図1 東日本大震災と津波、それに伴う福島原子力発電所の停止などの出来事は、日常生活における行動に何らかの影響を及ぼしたか(単一回答/n=500)
東日本大震災と津波、それに伴う福島原子力発電所の停止などの出来事は、日常生活における行動に何らかの影響を及ぼしたか(単一回答/n=500)

今夏の旅行計画について、国内旅行は「計画済み」「検討中」の合計で38.0%、海外旅行は計16.0%となった。一方、旅行の意欲はあるものの、具体的な検討段階にはないと答える人が約半数の45.4%。「旅行しない・したくない」はわずか8.4%にとどまった(図2)。
夏の旅行が未定の回答者269名に対してその理由を訊いたところ、震災等の影響による理由を挙げる回答者はごくわずかであった。"自粛"や"不謹慎"というムードが解消されたことがわかる。


図2 宿泊を伴う夏休みの旅行(帰省・親族訪問含む)を計画しているか(複数回答/n=500)
図2 宿泊を伴う夏休みの旅行(帰省・親族訪問含む)を計画しているか(複数回答/n=500)

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<当記事に関するお問い合わせ先>
(株)ツーリズム・マーケティング研究所 03-6268-0900
河野・田中

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