わが国の急速な高齢化に伴い、観光のバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化の課題はますます重要性を増しています。これまでの元気な人が忙しく旅行をする方法は、誰でも自由にゆっくり旅を楽しむスローツーリズムにとって代わられようとしています。つまり現代は、これまでの旅行のしくみとは異なる枠組みを必要としているのです。課題解決のためには「観光ユニバーサルデザイン」の考え方と旅行環境の現状を整理するだけでなく、旅行者の真の旅行ニーズを把握しなくてはなりません。また具体的に観光のユニバーサルデザイン化を推進するためには、交通機関や観光諸施設のバリアフリー化だけではなく、国内外のバリアフリー観光情報整備、観光施設・旅行会社・観光行政担当者など観光従事者へのユニバーサル教育、バリアフリー旅行モデルの商品化なども必要です。また旅行と介護事業との連携、バリアフリー化の経済的効果や社会的評価の測定も行うことで、より広い視点で連携して進めることができます。当研究所は、旅のユニバーサルデザインの課題に気づき理解し、行政・NPO・民間のそれぞれのセクターで実行するさまざまなソリューションを提供しています。
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