地域活性化のコラム

地域活性化に関わるコラムの一覧です。

交流による農村地域づくり~農村型地域運営組織(農村RMO)が「つなぐ」もの

交流による農村地域づくり~農村型地域運営組織(農村RMO)が「つなぐ」もの

農村地域では少子高齢化が急速に進み、地域の諸団体の活動や農地の保全を続けるのが難しくなっており、諸団体をつないで包括的に課題解決することが目指されています。近年注目されている「農村型地域運営組織(農村RMO)」の考え方もふまえて、地域内外の人や組織をつなぐ地域づくりのあり方を考察します。なお、本稿で扱う地域の活動は、市町村よりも小さい範囲(単集落~複数集落)を対象としたものをさします。

橋本 惇研究員

デジタルノマドビザ制度導入に向けて、今、準備すべきこと~デジタルノマドビザの概要とデジタルノマドの特徴から~

デジタルノマドビザ制度導入に向けて、今、準備すべきこと~デジタルノマドビザの概要とデジタルノマドの特徴から~

コロナ禍の影響で一気にリモートワークが普及したことで新たなライフスタイルとして世界で浸透しつつある「デジタルノマド」。日本でも2023年度の「骨太の方針」にデジタルノマドビザの導入に向けた制度整備が盛り込まれ注目を集めていますが、実際に誘致や受入れ準備を進めるための情報や議論が不足しており、ごく一部の地域でしか着手できていません。従来のワーケーションの受入れとの共通点と違い、さらにその可能性や課題について、海外での最新調査の結果を交えながら考察していきます。

田中 敦山梨大学 生命環境学部地域社会システム学科 教授

観光の在り方を問う食旅<br>〜「沖縄Ryukyuガストロノミー」の取り組みを事例に〜

観光の在り方を問う食旅
〜「沖縄Ryukyuガストロノミー」の取り組みを事例に〜

「食」は重要な旅の楽しみの要素であり、「フードツーリズム」など「食」を観光コンテンツとして活用する取り組みは全国で行われていますが、近年は「ガストロノミーツーリズム」と称した取り組みが増えています。本稿では2022年に沖縄において実施され、筆者も委員会メンバーとして参加させていただいた「沖縄Ryukyuガストロノミー」の事例などを通し、地域の観光振興における「ガストロノミーツーリズム」(以下「」内表記以外はGTと記載)の意味について考察します。

吉口 克利主席研究員
千葉大学 人文社会科学系教育研究機構 准教授

“Tourism×食”~ガストロノミーによる地域づくりの新たな可能性を探る~JTB総研・旅行トレンドLIVEより(後編)

“Tourism×食”~ガストロノミーによる地域づくりの新たな可能性を探る~JTB総研・旅行トレンドLIVEより(後編)

地域ならではの食や食文化を観光振興や地域活性化に対してどのように活用すべきかをテーマに、2023年3月7日に「JTB総研・旅行トレンドLIVE」を開催し、九州産業大学 地域共創学部観光学科准教授 本田 正明 氏、福岡県糸島市にて「またいちの塩」の製造にたずさわる新三郎商店株式会社代表 平川 秀一 氏、一般社団法人日本ガストロノミー学会設立代表/FOOD LOSS BANK代表取締役CEO 山田 早輝子 氏にお話しいただきました。これをもとに、ガストロノミーツーリズムへの取り組みにおける考え方や課題等について、必要なポイントをまとめました。本コラムは2回に分けてお送りする予定で、今回は後編となります。

牧野 博明主任研究員

“Tourism×食”~ガストロノミーによる地域づくりの新たな可能性を探る~JTB総研・旅行トレンドLIVEより(前編)

“Tourism×食”~ガストロノミーによる地域づくりの新たな可能性を探る~JTB総研・旅行トレンドLIVEより(前編)

地域ならではの食や食文化を観光振興や地域活性化に対してどのように活用すべきかをテーマに、2023年3月7日に「JTB総研・旅行トレンドLIVE」を開催し、九州産業大学 地域共創学部観光学科准教授 本田 正明 氏、福岡県糸島市にて「またいちの塩」の製造にたずさわる新三郎商店株式会社代表 平川 秀一 氏、一般社団法人日本ガストロノミー学会設立代表/FOOD LOSS BANK代表取締役CEO 山田 早輝子 氏にお話しいただきました。これをもとに、ガストロノミーツーリズムへの取り組みにおける考え方や課題等について、必要なポイントをまとめました。本コラムは2回に分けてお送りする予定で、今回は前編となります。

牧野 博明主任研究員

アフターコロナにおけるMICE再創造(リイマジン)の取り組み~MICE先進都市シンガポールの最新情報~

アフターコロナにおけるMICE再創造(リイマジン)の取り組み~MICE先進都市シンガポールの最新情報~

1. 2024年には完全回復が見込まれるシンガポールの入国者数 入国制限がなくなって3年ぶりに多くの外国人観光客を目にするようになりました。日本国内におけるMICEも大型の国際会議が開催されるなど、本格的に復活してきています。海外においてはMICEの開催が、さらに活発です。まもなくフランクフルトでIMEXが開催され...

小島 規美江主席研究員

自然体験コンテンツの高付加価値化による国立公園の旅行目的地化の取り組み

自然体験コンテンツの高付加価値化による国立公園の旅行目的地化の取り組み

本稿では、環境省が策定した『国立公園における自然体験型コンテンツガイドライン』(*1)とガイドラインの視点を取り入れたコンテンツ造成の取り組み事例から、ガイドラインが目指すコンテンツの「高付加価値化」の意味について考察しました。

吉口 克利主席研究員
千葉大学 人文社会科学系教育研究機構 准教授

【特別寄稿】“Tourism×博物館” ~博物館が持つ、地域の自然・文化遺産に根差した観光への可能性

【特別寄稿】“Tourism×博物館” ~博物館が持つ、地域の自然・文化遺産に根差した観光への可能性

1.博物館が持つ観光への可能性:中東・ヨルダンでの日本の取り組み 博物館が持つ観光への可能性とはどのようなものであるのか。博物館と観光という場合、例えば大英博物館やルーヴル美術館など、著名な美術品等を展示し、多くの観光客が訪れる観光スポットや集客施設となっている博物館がまず思い浮かぶ方も多いと思わ...

大山 晃司JICAペトラ観光開発マスタープラン策定プロジェクト・ペトラ博物館 考古学・博物館専門家
JTB総合研究所 戦略アドバイザー

地域のあるべき姿の実現をサポートする観光施策DX

地域のあるべき姿の実現をサポートする観光施策DX

デジタル・トランスフォーメーションの取り組みは観光分野でも進みつつあります。観光DXの重要性は理解しているものの、どう活用していいか分からない関係者も多いと思われます。本コラムでは、観光ビジョンや観光振興計画策定と、その実現に向けた実務をPDCAサイクルで回す上で観光DXの活用をどう考えるべきかに焦点をあて、事例から紐解いていきます。

福永 寛主任研究員

世界を旅するデジタルノマドの誘致可能性を考える

世界を旅するデジタルノマドの誘致可能性を考える

コロナ禍でリモートワークが広がり、働き方に対する意識やスタイルに変化がみられます。フレックスプレイスという在宅やオフィスなど働く場所を限定しない仕事のスタイルも広がっています。一方、世界へ目を広げると、デジタルノマドという、ITを活用しながら気に入った場所で数日~数か月程度仕事をし、違う場所に移動して仕事をするという人達が数多く存在するといわれています。本文では、デジタルノマドといわれる人々はどんな人で、どんな働き方をしているのかを明らかにするとともに、日本への誘致の可能性や課題などを海外の調査などから考察します。

勝野 裕子主任研究員