日本へ旅行したいと考えているフランス人のライフスタイルと旅行に関する調査

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結果概要

  • フランス人が思う日本が誇れること、1位「歴史と伝統」、2位「文化、芸術
    • 知られていない日本の「自然・四季」。2度目以降の訪日で「自然に親しむ」が目的トップ
  • 若い世代の日本文化に対する受容度の高さに注目。伝統文化も身近に取り入れ
    • 若者は「盆栽」、「弁当」などを積極的に体験。上の世代は認知しても「興味ない」が多数
  • 2回目以降の日本旅行の目的は「自然に親しむ(44.1%)」が最多。地方へ広がる
    • 初訪日で最も多い「日本の文化に触れたい」は2度目以降は減少(58.7%⇒43%)
      2回目以降は町家、合掌造りなど伝統的建造物を利用した宿泊利用が増加(9.7%⇒19.4%)

(株)JTB総合研究所(東京都千代田区 代表取締役社長 日比野健)では、「日本へ旅行したいと考えているフランス人のライフスタイルと旅行に関する調査」を実施しました。

2015年は1974万人の外国人旅行者が日本を訪れ、45年ぶりに訪日客数(インバウンド)が日本人の海外旅行者数(アウトバウンド)と逆転しました。訪日客の多くがアジアからの旅行者でしたが、実数は少ないものの欧州からの旅行者も好調に推移し、英国、フランス、ドイツなどからの旅行者数は過去最高を記録しました。

国際観光振興は国別マーケティングが進み、公益財団法人日本交通公社の自治体の観光政策に関する調査によると、47都道府県のうち46が台湾を、44がタイをインバウンドの重要な国と地域に位置付け、アジア市場に対する取り組みに重点が置かれています。一方、欧米への取り組みについては、最も多い14の都道府県がフランスに力をいれて取り組んでいます*。その理由にフランス人は日本文化への関心が高い人が多く、発信力があり、地域のブランディングにもつながるからという声を聞きます。訪日フランス人旅行者は、2015年は214,300人と前年より20%増加し過去最高となりましたが、フランス人は日本の旅行にどんな体験価値を求めているのでしょうか。また発信力をどう捉えたらいいのでしょうか。タイ、中国の調査に続き、日本へ旅行したいと考えているフランス人のライフスタイルと旅行についてひも解いていきます。

当社は生活者の消費行動と旅行に関する調査分析を継続的に行っています。

調査・研究結果 本文

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調査概要

調査方法
インターネットアンケート調査
調査期間
2015年12月1日~25日
対象者
フランスに居住し、日本へ旅行したいと考えている男女500名

調査に関するお問い合わせ

株式会社JTB総合研究所
〒140-0002東京都品川区東品川2-3-14 東京フロントテラス7F
03-6260-1211