コロナ禍におけるこれからの日本人の海外旅行意識調査(2021年2月実施)

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結果概要

  • 海外旅行に出掛けている人の方が、国内旅行に積極的。2020年の国内旅行実施率は71.7%

    2019年に海外旅行を経験している人は、国内旅行のみを経験した人よりも国内旅行回数が多い傾向
    2020年に3回以上の国内旅行を経験しているのは、前年の海外旅行経験者で25.3%、国内旅行のみは13.0%

  • 海外旅行の再開に向け、「行き先にこだわらず、すぐ行きたい」は全体で13.8%、「世界的に新型コロナが落ち着くまでは行かない」は60.4%

    男性15‐29歳は26.1%が「行き先にこだわらず、すぐ行きたい」と回答

  • 観光目的でまず行こうと思う国・地域は「ハワイ」、「台湾」、「米国本土」「オーストラリア・ニュージーランド」「韓国」が上位

    ハワイは「とにかく好き」、台湾、韓国は「日本から近い」、台湾、オーストラリア・ニュージーランドでは「新型コロナの感染者数が少ない」「新しい感染症に対する対応が信頼できる」も選ばれる理由に

  • 「入国時に一定の隔離期間が設けられても海外旅行に行きたい」は全体の16.9%「安全のために行動を把握するパッケージツアー(管理型旅行)ですぐ行きたい」は12.7%

    「行き先にこだわらず、すぐ行きたい」と考えている人は、「隔離期間が必要でも行きたい」が51.2%、一方、「行動を把握するパッケージツアーを利用して、すぐに海外旅行に行きたい」は32.6%に留まる

  • 「現時点で海外旅行再開に向けた行動は特にしていない」は51.6%と半数を超える

    コロナ禍以前の旅行経験者、かつ今後の意向がある人でも、新型コロナが長引けば海外旅行への関心そのものが薄れる可能性も

株式会社JTB総合研究所(東京都品川区 代表取締役社長執行役員 野澤肇)は、「コロナ禍におけるこれからの日本人の海外旅行意識調査」の調査結果をまとめました。

2020年の日本人の海外旅行マーケットは、2019年の旅行者数が初めて2,000万人を達成したにもかかわらず、新型コロナウイルス感染症(COVID-19/以下、新型コロナ)の世界的拡大により需要がほぼ消失してしまいました。現在も、観光目的で自由に渡航できる見通しは立っていません。本調査では、海外旅行の経験者がコロナ禍の今現在、海外旅行に対してどのような関心を抱いているのか、再開した際にどのような動きをみせるのかを把握するとともに、海外に行けない今、どのような旅行を志向しているのかを明らかにすることを目的としています。
当社は、JTBが1988年から監修・発刊している「JTB REPORT 日本人海外旅行のすべて」において、独自の定点アンケート調査や各関係機関の統計資料に基づき、マーケットの構造や動向の分析および編集を行っています。本調査はその一環です。

なお、本調査のデータ集および英語翻訳版は4月中にHP上で配信する予定です。

調査・研究結果 本文

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調査概要

実施時期
2021年2月

調査に関するお問い合わせ

株式会社JTB総合研究所
〒140-0002東京都品川区東品川2-3-14 東京フロントテラス7F
03-6260-1211