SBNR
えす・びー・えぬ・あーる / Spiritual But Not Religious
Spiritual But Not Religious(無宗教型スピリチュアル)の頭文字を取ったもの。特定の宗教は信仰しないが、精神性やスピリチュアルな価値観に強い関心を持つ層を指す言葉。個人の内面的な感覚や、マインドフルネスなどの実践を通じて直接的に心の安らぎを得ようとする意識の変化から生まれた。
宗教的な枠組みにとらわれず「自分らしい精神性」を求める傾向が強く、物質的な豊かさだけでなく、心の充足や精神的な豊かさを重視するライフスタイルが特徴で、欧米の若い世代を中心に広がりを見せている。日本では、禅体験やお遍路、宿坊滞在など、宗教教義に縛られない文化・精神体験がSBNR層に響く観光形態として注目され、観光やウェルビーイング分野でも重要なキーワードとなっている。