プレスリリース

3月7日(火)「JTB総研・旅行トレンドLIVE(オンライン)」を開催  第11回テーマは「食と観光 ~ガストロノミーによる地域づくりの新たな可能性を探る~」

2023年02月20日
JTB総合研究所

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株式会社JTB総合研究所(本社:東京都品川区、代表取締役社長執行役員 風間 欣人)は、第11回「JTB総研・旅行トレンドLIVE(オンライン)」を3月7日(火)に開催します。今回のテーマは、「食と観光 ~ガストロノミーによる地域づくりの新たな可能性を探る~」。

食は観光の重要な要素の一つです。食事の満足度が高ければ、観光自体の満足度も高まりやすくなります。また、食に対する期待度は高く、例えばコロナ前にあたる2019年の『訪日外国人消費動向調査』(観光庁)をみると、訪日前に期待していたことについて聞いたところ、「日本食を食べること」が「ショッピング」「自然・景勝地観光」などをおさえて最も高い割合となりました。
 食の活用は世界レベルでも注目されており、UNWTO(国連世界観光機関)は「ガストロノミーツーリズム」の普及に力を入れています。ガストロノミーツーリズムは「その土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、その土地の食文化に触れることを目的としたツーリズム」とされており、地域ならではの食文化の重要性を指摘しています。2015年以降、UNWTOは「ガストロノミーツーリズム世界フォーラム」を展開しており、2022年12月には奈良県で開催されました。そこで今回のトレンドLIVEでは、世界フォーラム及び地域の取り組み事例を踏まえながら、食と観光のあり方について考えていくことといたします。

最初に、(株)JTB総合研究所グローバル・マーケティング室の小澤信夫より、UNWTOのガストロノミーツーリズムへの対応や奈良県で行われた「第7回ガストロノミーツーリズム世界フォーラム」について報告いたします。次いで九州産業大学地域共創学部観光学科の本田正明氏及び糸島市にて塩づくりに取り組んでいる新三郎商店株式会社の平川秀一氏から、福岡県糸島市を事例に、歴史、食文化との関係性やこれまでの活動内容、今後の展開可能性などについてご講演いただきます。そしてパネルディスカッションでは、一般社団法人日本ガストロノミー学会の山田早輝子氏に加わっていただき、国内外の事例などを踏まえつつ、食を取り込んだ地域活性化や観光振興について議論を深めていきます。

1. 開催概要

  1. 日 時:2023年3月7日(火)15:00~16:30(約90分)
  2. 場 所:オンライン(ZOOMウェビナー)
  3. 定 員:先着500名
  4. 参加料:無料
  5. 申し込み方法:下記よりお申込みください。
    https://jtbsoken-live11-2.peatix.com/
    (外部申し込みサイトに移動します)

2. 内容

※内容は変更となる場合がございます。

  1. 基調報告:小澤 信夫
          株式会社JTB総合研究所 グローバル・マーケティング室 主任研究員
  2. 基調講演:本田 正明 氏  
          九州産業大学 地域共創学部観光学科 准教授
         平川 秀一 氏
          新三郎商店株式会社 代表
  3. パネルディスカッション
        パネラー:本田 正明 氏
             平川 秀一 氏
             山田 早輝子 氏(一般社団法人日本ガストロノミー学会 設立代表)
        進  行:牧野 博明(JTB総合研究所 企画調査部 主任研究員)

3. 登壇者紹介(順不同)

本田 正明 様

本田 正明 氏

九州産業大学 地域共創学部観光学科 准教授/暮らしとなりわいづくり研究所 代表
1976年福岡市博多区生まれ。2001年に九州大学大学院工学研究科を卒業後、地域づくり、まちづくりのコンサルタントとして、九州大学学術研究都市構想や九州芸文館などの文化芸術施設の企画運営など、大学・地域などの連携・交流事業に携わる。2018年に独立し「暮らしとなりわいづくり研究所」を設立。福岡県糸島市を中心に地域の担い手減少や観光客の騒音や渋滞に悩む集落での地域課題解決型プロジェクトに取り組む。2022年に九州産業大学地域共創学部観光学科の准教授に就任し、問題解決型教育(PBL)を行う。

平川 秀一 様

平川 秀一 氏

新三郎商店株式会社 代表
1975年福岡市城南区生まれ。20歳よりロンドン、スウェーデン、カナダなどで料理人として経験を積み、帰国後は、和食の料理人として活躍。2000年に「またいちの塩」を製造する『工房とったん』を糸島市に構え、塩づくりを開始。2006年、塩の美味しさを伝えたいと、ごはんや『イタル』をオープン。その後、2020年同敷地内に軽食をいただける『sumi cafe』や、雑貨を扱う『新三郎商店』をオープン。2021年に「おしのちいたま 塩そば」をオープン。

山田 早輝子 様

山田 早輝子 氏

一般社団法人日本ガストロノミー学会 設立代表/FOOD LOSS BANK代表取締役CEO
国際ガストロノミー学会による日本ガストロノミー学会(アジア初)の設立代表として任命される。2020年にFOOD LOSS BANKを創業、国連マスタークラスの教材となり世界配信される。アルマーニ、ブルガリ、グッチ、パレスホテル等ハイブランドとのコラボを次々と実現させ持続可能性を持続可能にするモデルを築く。
ロサンゼルス市庁のCHANGE(SDG 5)上級戦略アドバイザーの他、内閣府CJPFプロデューサー、県の委員など多数兼任。映画プロダクション会社代表としても受賞歴有り。ジャパンタイムズのサステナブルアワード、LVMHブーブクリコ「影響力のある女性賞」ほか多数受賞。2022年、フィリペ6世スペイン王国国王陛下より勲章を叙勲。

小澤 信夫 氏

小澤 信夫

(株)JTB総合研究所 グローバル・マーケティング室 主任研究員
1974年大阪市生まれ。1998年㈱日本交通公社入社後、営業部門、国内企画商品造成部門、訪日インバウンド事業に携わる。2017年2月より国連世界観光機関(UNWTO )へ観光庁の推薦で派遣。2020年3月までの3年間、アジア太平洋部門のシニアプロジェクトスペシャリストとしてアジア太平洋観光行政部門の窓口を務めた。2030年SDGs:持続可能な開発目標の達成を一つの契機と捉え、”持続可能性”をキーワードに地域の観光計画策定やサステナブル化支援、各種調査などに従事している。

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