インハウス・エージェント

いんはうす・えーじぇんと / In House Agent

印刷する

インハウス・エージェントとは、企業や団体が自らの組織内に作った旅行会社のこと。旅行会社へ支払っていた出張旅費を内部に還流させ、社員のレジャー需要を取り込み、新たに雇用を確保することを目的に、主に1970年代後半から80年代にかけて作られた。しかし、バブル崩壊後、企業経営が見直され、出張手続きなどに関わる業務を自社グループ内に持つよりも、専門会社にアウトソーシングしたほうが全体として効率的だと判断する企業が出てきた。こうした企業は、経営のスリム化と業務の効率化を図るため、インハウス・エージェントを売却または解散した。業務渡航ビジネストラベル・マネジメントのノウハウを持った旅行会社にアウトソーシングし、社員の福利厚生面では、旅行を始め福利厚生全般のサービスを専門に提供する会社と契約するようになってきている。