10年で約820億円の増加

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2011年ライブの年間総売上約1,596億円、10年前から約2倍、820億円増加

2011年ライブの年間総売上約1,596億円、10年前から約2倍、820億円増加

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近年はCDが売れない時代といわれ、また最近では、例えば韓国人アーティストが無料動画サイトに公開したミュージックビデオの再生回数が4ヶ月で8億回を超えるなど、音楽を無料で楽しむ人も増えてきています。それを表すように、ACPC(一般社団法人コンサートプロモーターズ協会)によると、2011年の音楽ソフト生産金額は約2,818億円と10年前の約5,030億円の6割弱に減少しています。

しかし一方で、ライブの年間総売上は2011年約1,596億円と、10年前の約776億円から約2倍の820億円増加しています。この背景には、CDが売れない分をライブで補うということ、また、アーティスト側にファンと直接触れ合いたいという意向もあるようです。

今後もこうしたライブの増加傾向は続くものとみられますが、ライブが増加することでファンや関係者の移動も活発になります。
地域にとっては交流人口を増加させるチャンスでもありますが、そのためにはライブを行うための施設はもちろんですが、来場者さらには出演者にとっても「魅力ある、行きたいまち」にしていくことが重要となります。