初めて「平均30歳」を超える

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母親の平均第一子出産年齢、初めて30歳を超え30.1歳となる
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内閣府「少子化社会対策白書」平成26年版

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内閣府が6月26日にまとめた「少子化社会対策白書」によれば、母親の平均第一子出産年齢が初めて30歳を超え、30.1歳となりました。2000年の28.0歳と比較すると、2.1歳増加しています。女性の働き方や結婚、出産などライフコースが多様化するにつれ、家族の在り方もまた変化しています。

一概に「家族旅行」と言っても人数、年齢、好みなど様々に異なる形態が入りまじり、一昔前にイメージした「夫婦+子供二人」のような家族像だけを考えてしてしまうと、市場を読み間違えることに繋がります。
また男性に目を転じてみると、週60時間以上の長時間労働者の割合はどの年代でも2005年以来、減少傾向にあるものの、子育て期にある30代は18.2%、40代は17.5%と他の年代と比べて高く、働き盛りの男性は時間的に余裕がない実態が明らかになっています。

親・娘・孫の三世代旅行が増えているのも、そのような背景があるのかもしれません。

様々な家族の形や、休みの取りにくい男性層の個々の要望にあった商品、サポートできる体制づくりなどが今後はより求められると考えられます。