新たに4人

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2019年に日本行われたラグビーの世界大会で活躍した外国人選手のうち、2021年度から日本のトップリーグでプレーすることが決まっている選手の数。

2019年に日本行われたラグビーの世界大会で活躍した外国人選手のうち、2021年度から日本のトップリーグでプレーすることが決まっている選手の数。

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新型コロナウィルス感染症と向き合いながら、経済活動を回復させるための模索が始まっています。このような状況の中で、スポーツや芸術をはじめ、海外で活躍する日本人のニュースからは元気をもらっている方も多いのではないでしょうか。その一方、昨年の世界大会で活躍した、日本でも人気のある4人の外国人選手が、日本のトップリーグでプレーすることが報道されました。このようなことも私たちに元気を与えてくれます。

その4人の選手とは、2016年、2017年世界最優秀選手賞を受賞したニュージーランド代表の選手、スコットランドのスクラムハーフとして活躍するイケメン選手、準々決勝の日本戦で2トライをあげる活躍をした南アフリカの選手、そしてオーストラリア代表のキャプテンです。昨年観戦していた方は、おそらく一度は目にしたことがある世界的にも有名な選手ばかりです。そして彼らが日本でプレーをすることを発表したのは、まさに日本でも新型コロナウィルスの感染者が増え続けていた最中でした。コロナ禍での移動のリスクや慣れない生活がある中、なぜ遠く離れた日本という地でのプレーを決めたのでしょうか。

主な理由として、まず日本における「ラグビー人気」の高まりが考えられます。昨年の世界大会では、発売した日本代表のユニフォーム20万枚が完売し、チケットの販売率は99.3%の大会史上最高記録となりました。日本戦はもちろんのこと、それ以外の試合にも多くの日本人の姿がみられ、日本人のラグビーへの関心の高まりが、大会を通じて感じられる機会となりました。※1
また選手にとって「安全性の高さ」も、重要なのではないでしょうか。実際、イギリス経済紙エコノミストが発表した「世界の都市安全性指数ランキング2019年」※2では、東京が3年連続第1位、大阪も第3位にランクインし、世界的に評価されています。今回日本でのプレーを決めた選手の中には、実際に家族と安全に暮らせることを理由に挙げている選手もいました。やはり生活拠点を選ぶ上で、穏やかに暮らせる「安全性」は重要事項と言えます。

また歓迎の意を心から示してくれた、日本人の「受容性」も深く関係していると考えられます。日本中の試合会場やキャンプ地で、地域住民が相手国の文化を積極的に学び、理解した上で、選手や応援者を国歌やハカで歓迎する姿が見られました。外国のチームをまるでホームチームとして受け入れる、このような姿勢はこれまでの大会では見られないもので、好意的にとらえられました。その日本の姿勢に呼応するように、カナダ代表が行った岩手県釜石市でのボランティア活動に対しては、日本中が感謝の意を表明するなど、たくさんの相互交流が各地で生まれました。ラグビーの根幹を流れるノーサイドの精神を感じられる場所としての「日本」に、尊敬と居心地の良さを感じ、日本でプレーを選択することにつながったのではないでしょうか。(rm)

※1 ラグビーワールドカップ2019™日本大会 大会成果分析レポート
(株)ゴールドウィン決算説明資料
※2 Safe Cities Index 2019