世界のTOP 100エリア のうちの6エリア

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「世界の持続可能な観光地 100 選」 の 2020年版に、日本からは、北海道ニセコ町、岩手県釜石市、神奈川県三浦半島観光連絡協議会、京都市、岐阜県白川村、沖縄県の、6地域が選出されました。

「世界の持続可能な観光地 100 選」 の 2020年版に、日本からは、北海道ニセコ町、岩手県釜石市、神奈川県三浦半島観光連絡協議会、京都市、岐阜県白川村、沖縄県の、6地域が選出されました。
Source
グリーンデスティネーションズ TOP100

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「世界の持続可能な観光地 100 選(以下、TOP100選)」 の 2020年版が10月6日に発表されました。日本からは、北海道ニセコ町、岩手県釜石市、神奈川県三浦半島観光連絡協議会、京都市、岐阜県白川村、沖縄県の、6地域が選出されました。釜石市は2018年から3年連続、他は初エントリーでの受賞でした。

「TOP100選」は、オランダの非営利団体“GREEN DESTINATIONS”がより良い観光地づくりに努力している地域を毎年選出しているものです。このTOP100選の認証自体は、国際認証の最高位である“GSTC(Global Sustainable Tourism Council)”認証を取得までの6段階の表彰制度のうちの最初のステップにすぎませんが、そこへのエントリーにより、持続可能な取り組みを実施している地域の証としてのブランド化につながります。

GSTC認証を取得するまでには、GREEN DESTINATIONSが定めた100項目をすべてクリアする必要があり、今現在、アメリカ、オランダの2都市だけが取得しています。その最初のステップが「TOP100選」です。「TOP100選」では、100項目のうち、最も重要な「コア項目」30項目中15以上の項目に対する取り組みについて、審査が行われます。項目は、観光に特化したものだけではありません。地域の生活自体に関わるものも多く、地域づくりにおける観光の位置づけや、地域の観光に対するマネジメントやモニタリングに関する項目なども含まれています。

2020年の「TOP100選」と2016年の選出地域を比較してみると、2016年は46か国100地域だったのが、2020年は35か国100地域となり、特定の国から多数の地域が選出される傾向が高まっています。特に2016年0だったエストニアは、2020年は7地域、ブラジルとスロベニアは、2016年2地域から2020年9地域選出され、国全体で、持続可能な観光への取組を積極的に推進していることがわかります。日本でも2018年に観光庁内に「持続可能な観光推進室」が設置されて以来、持続可能な観光を推進しています。

「TOP100選」に選出された地域は、現状で満足することなく、継続的な取組が期待されています。表彰制度は、自らの地域が今、持続可能な観光の国際標準の観点から、世界のどの位置にいるのかを把握する機会でもあります。自地域の取組課題や優位性に気づき、次の対策を進めていくマネジメント・ツールとしてもよいでしょう。今後、日本においても、これらを活用しながら、持続可能な観光への取組が広まることを期待します。(M.O)

出典:
グリーンデスティネーションズ TOP100詳細(出所:Green Destinations HP)
https://greendestinations.org/sustainabletop100/
2020年度「TOP100」プレスリリース(出所:Green Destinations HP)
https://greendestinations.org/wp-content/uploads/2020/10/Copy-of-2020-TOP100-Press-Release.pdf