サステイナブルツーリズム

さすてぃなぶるつーりずむ / Sustainable Tourism

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サステイナブルツーリズムとは、観光地の本来の姿を持続的に保つことができるように、観光地の開発やサービスのあり方を見定め旅行の設定を行うこと。マスツーリズムの進展により、環境汚染や自然破壊などの現象が見られるようになった。この反省から、地域の文化や自然環境に配慮し、本物を体験し味わうことなどを通し、観光地に住む住民と観光客とが相互に潤うことが重要との考えが生まれてきた。

1992(平成4)年の「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」で発表された行動計画「アジェンダ 21」に基づき、世界観光機関(UNWTO)世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)、地球会議(Earth Council)の3者により、1995(平成7)年に「観光産業のためのアジェンダ 21」(Agenda 21 for the Travel & Tourism Industry)が表明された。サステイナブルツーリズムの考えが盛り込まれたこの計画に基づき、入境する人数の制限、電気自動車の利用による排ガス規制、必要な搭乗客にだけに出す機内サービスなど、多くの分野で様々な取り組みが始まっている。