カウンター販売

かうんたーはんばい / Counter Sales

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カウンター販売(店頭販売)とは、旅行会社の店舗で個人やグループの旅行者向けにパッケージツアーや宿泊、航空券などを販売すること。非対面のインターネット販売やメディア販売、外商が中心の団体旅行販売と区別するときに使われる。以前の旅行店舗は、ビジネス街やターミナル駅周辺に路面店として大きく店を構えてきた。しかし、需要の中心が団体から個人、ビジネスからレジャーに移ったこと、店舗を維持するには販売員の人件費や教育費、システム経費、家賃など多大な経費がかかることから、旅行店舗は、住宅地に近いショッピングセンターや百貨店の中に小型店舗として設置されるようになってきた。

また、宿泊や航空券などの単品と呼ばれる商品はインターネット販売に移行してきていることから、カウンター販売で扱う商品は、収益性が高く高度なノウハウが必要なパッケージツアーや、海外ウエディングなどにシフトしてきている。トラベル・カウンセラー制度の導入はこれらの状況変化が背景にある。