出国率

しゅっこくりつ / Departure Rate

印刷する

出国率とは、人口に対する海外旅行者数の割合。日本人海外旅行者数が最も多かった2012(平成24)年の出国率は14.5%。同年、台湾の出国率は約44%、オーストラリア約36%、韓国約27%となっていることを見れば、日本の出国率はまだまだ低いことが分かる。また、都道府県別出国率で全国平均を上回っているのは、東京、神奈川、千葉、兵庫、愛知、大阪、奈良、京都、埼玉の9都府県だけ。9都府県は、いわゆる大都市圏にあり大規模国際空港へのアクセス条件が良いことに加え、経済力が高く、人口構成のバランスが取れていることなどから出国率が高くなっている。ここにも日本が抱える地域格差の問題が表れている。