農家民泊

のうかみんぱく

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農家民泊とは、一般農家が自分の家に旅行者を宿泊させるもの。大分県の安心院で始まったといわれている。体験学習型の修学旅行や、都市と農山漁村の交流を図るいわゆるグリーンツーリズムが活発になるに従い、安心院の農家に宿泊を希望する事例が増えてきた。そこで大分県は衛生を確保する観点から、2002(平成14)年に、このような農家を旅館業法および食品衛生法の適用対象とする通達を出した。農家民泊の営業形態は簡易宿所がほとんど。保険に加入し、不慮の事故にも備えた。今では、五島列島北端の小値賀(おぢか)町をはじめ、番屋エコツーリズムで有名な岩手県田野畑村、しまね田舎ツーリズムなど、農家民泊は農家に限らず農山漁村に広がってきている。

大分県の通達