イールドマネジメント

いーるどまねじめんと / Yield management

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イールドマネジメントとは、ホテルや航空会社で単位あたりの収益を最大化する販売戦略。欧米でいちはやく導入され、日本には90年代後半に浸透した。ホテルのOCC(客室稼働率)や航空会社のロードファクターを上げるためだけに客室や運賃の割引率を大きくすれば、イールド(収益)は必然的に低下する。一方で、乏しい需要に対し割引を少なくすると売れ残ることがある。

そこで、イールドを最大限確保するために、過去の販売データや需要動向を細かく見ながら販売単価や提供客室・座席数を管理するようになってきた。航空会社の国内運賃がその典型で、過去の販売データなどを参考に各種運賃や運賃ごとの座席数が設定されている。