LCC

えるしーしー / LCC

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LCCとは、格安航空会社のこと。Low Cost Carrierの頭文字の略。米国のサウスウエスト航空、アイルランドのライアンエアー、マレーシアのエア・アジアなどが有名。

使用機材を統一することで乗員や整備に関わる費用を抑えること、特定区間に限定した運航や着陸料の安い空港を利用し、機内サービスを有料化するなど運航経費を軽減すること、航空券の予約・販売を電話やインターネット利用に絞り、旅行会社へ支払う手数料を無くして流通経費を軽減することなど、あらゆる経費を抑えることで航空運賃の大幅な低廉化を実現している。運航ネットワークの規模や多様なサービスを競ってきた従来の航空会社(フルサービスキャリア)とは異なる戦略で、近年急成長を遂げてきた。運賃が安い反面、機内に預ける荷物が有料であったり、使用空港によっては乗り継ぎが不便であるなどのデメリットもある。

日本国内におけるLCCは近距離路線が先行していたが、最近では中長距離の動きも活発化しており、日系航空大手航空会社のLCC事業であるZIPAIR TokyoやAir Japanなどが登場している。