地域活性化のコラム
地域活性化に関わるコラムの一覧です。
外国人観光客誘致に向けた歳時記の活用
外国人観光客数は増加の一途をたどり、2024年にはコロナ前の数字を上回る見込みです。外国人観光客にとって魅力的な日本文化とはなんなのか。日本の四季の美しさと、それぞれの季節に根付いた風習を集約した「歳時記」を事例に、その本質を考えます。
倉谷 裕主任研究員
観光対象としての建築
日本の歴史的建築物や街並みは、訪日客にとって大きな魅力のひとつだ。建築を通じて日本独自の文化や精神的価値を実感できるほか、自然災害への適応能力を備えた建築術も高く評価されている。一方、建築物の保全には形状や機能に変更を必要とする場合がある。建築を守り、観光に活かすために重要なことはなんなのか、その本質を考察する。
*本コラムは、(一財)建築保全センター機関誌「Re No.223」に掲載された原稿を、許可を得て再掲するものです。
河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長
“Tourism×心理学”~フロー理論から考える高付加価値な体験型観光のあり方~
充実した体験を提供するためには、ソフト面での取り組みも欠かせません。アウトドア・アクティビティではどのようなことが「楽しい」と感じられるのか、フロー理論に基づいてその本質を探り、高付加価値な体験型観光のあり方について考察します。
山下 真輝フェロー
自然療法として旅を処方する
自然療法を活用した治療や自然の中で過ごす時間が医療の一部として処方される海外の事例を参考に、日本での「旅の処方」の可能性について考察します。
臼井 香苗主任研究員
地域芸術祭が向かう未来
コロナ禍中、人々の活動自粛が求められる中で「不要不急」という言葉が文化や芸術に向けられ、その言説は文化芸術の担い手や応援者に深い傷を残した。一方で、地域芸術祭は全国各地に浸透し、今年は久々の本格開催が目白押しだ。地域芸術祭は、多くの人にとって大切なものであり続けることができるか。地域芸術祭が持つ独自の価値を、それらがもたらした成果を踏まえて考える。
河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長
地域が宿泊税導入を目指すべき理由とは?
近年、観光振興の財源確保策として宿泊税導入の議論が全国各地で行われています。本稿では、実際に導入された福岡市の事例を見ながら、宿泊税に関する基本的な考え方や導入の必要性について解説します。
山下 真輝フェロー
アントレプレナーシップと人材育成について
日本経済の再活性化に向け、アントレプレナーシップと人材育成が重要な役割を果たす。本稿では、労働移動、大学文系人材の問題、新たな教育プラットフォームの可能性、そして過疎が進む奥尻島の挑戦を通じて、これらの課題について考察する。
篠崎 宏客員研究員
実りある大地と観光の共存に向けて~美瑛町における観光DXを活用したオーバーツーリズムの解消と観光マナー啓発への取り組み~
コロナ禍の影響も薄れ、観光客が急回復した2023年。様々な地域では、キャパシティを超えた観光客が集中する「オーバーツーリズム」によって様々な問題が生じており、国も対策に乗り出す事態となっています。北海道有数の観光地である美瑛町でも、コロナ禍以前からオーバーツーリズムや観光客のマナー違反に悩んできました。美しい風景を次世代に受け継ぐために、観光と地域の共存をめざす、美瑛町の取り組みを紹介します。
佐々木 秀徳主席研究員
変化を嫌うことを意識すれば変化できる~思考のクセに気づくことが事業変革の第一歩~
絶えず変化が求められる時代。どうしたら人は、恐れず変化をしていくことができるのか。視座を高め変化のきっかけをつかんでいく道筋について、OKB総研 戦略事業部長の立場で携わった業務の中で、特に鍵となる人材育成の観点から、事例をもとに考察する。
長瀬 一也客員研究員
どうする地域の観光データ活用
観光振興に取組む地域では、域内の宿泊客数データ等を収集し、客観的・合理的に誘客・消費拡大を促進するための活用方法を模索しています。多くの地域では1.データ収集、2.データ分析、3.施策の検討・実施、5.評価・改善のサイクルの実現を目指していますがなかなか上手くいかないという声も聞かれます。人手・財源も不足しがちな地域において、どのようにデータを有効に活用していったらよいのでしょうか。
岩佐 嘉一郎上席主任研究員