ウェルネス・ヘルスツーリズムのコラム
ウェルネス・ヘルスツーリズムに関わるコラムの一覧です。
自然療法として旅を処方する
自然療法を活用した治療や自然の中で過ごす時間が医療の一部として処方される海外の事例を参考に、日本での「旅の処方」の可能性について考察します。
臼井 香苗研究員
“Tourism×ウェルビーイング(well-being)” ~ヘルスツーリズムの進化~
複雑化する現代において、広く社会に蔓延するストレスが問題となっている。こうした中で「幸福」とは何かを求める動きにより「ウェルビーイング(well-being)」というキーワードが注目されている。応用健康科学を専門としヘルスツーリズムに係る調査・研究や社会実装に取り組んできた筆者が、「ウェルビーイング(well-being)」におけるツーリズムでの社会課題解決策について実例を踏まえながら考察する。
髙橋 伸佳JTB総合研究所 客員研究員
兵庫県公立大学法人芸術文化観光専門職大学 准教授
子供たちの自然欠乏を取り戻そう
健康で丈夫な子供たちの心の基盤づくりと、豊かな自然環境の保全のために、メンタルヘルスケアの観点から、自然体験活動の意義とコロナ禍における自然欠乏を取り戻す必要性について考えます。
臼井 香苗研究員
拡大するヘルスケアサービスに挑戦
本コラムは【コロナ新時代への提言】として、観光経済新聞(https://www.kankokeizai.com/)2021年6月5日号に掲載されたものです。
髙橋 伸佳客員研究員
旅にも「予防」や「免疫」がキーワードとなる時代へ
Withコロナ、Afterコロナで今注目すべき旅は、「免疫力を高める」旅です。コロナ禍で疲れた心と体を、豊かな自然や機能的な食材、地域の伝統的な療法などにより元気に取り戻そうとする世界のツーリズムの動きから、日本に求められる新しい旅の在り方を考察します。
臼井 香苗研究員
新型コロナウイルス感染再拡大に備えた「観光衛生マネジメント」のすすめ
新型コロナウイルス感染防止のガイドラインを策定したものの、その実行が現場任せになっていませんか。感染再拡大の不安の中、再び自由な移動の制限を懸念する観光事業者と、安心安全な感染防止を徹底したい地元住民が一体となる地域づくりの実現に向け、体系的で持続的な「観光衛生マネジメント」を考えます。
髙橋 伸佳客員研究員 波潟 郁代執行役員 企画調査部長
コロナ禍で新たに注目されるワーケーション ~生活時間やリズム、自然環境の使い方でヘルスケア価値を生み出す方法~
新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下 新型コロナ)の感染拡大によって、広がった新しい働き方。その中でも休暇と併用して旅先で仕事をする、「ワ―ケーション(ワークとバケーションによる造語)」が注目されていますが、多様な働き方が新たな旅行の価値を生み出す可能性があります。 (※ワーケーションに関する講演や出演のお問い合わせは、本文末の注釈をご参照ください)
髙橋 伸佳客員研究員
ヘルスツーリズムを活用した健康経営®推進の新たなアプローチ ~楽しみながら健康への気付きを~
日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳でともに世界トップクラスです。しかしながら、健康寿命との開きは男性で約8年、女性では約13年あります。健康寿命というのは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことで、高齢社会におけるQOL(Quality of Life/生活の質)向上には健康寿命を延伸させ、平均寿命との差を狭めるように取り組んでいく必要があり、働き盛りの現役時代からいかに健康に対する意識を高く持つかがポイントです。近年、健康経営®※の注目が多くの企業間で高まっています。将来の健康寿命の延伸もその大きな目標ですが、社員もパフォーマンスをあげること、または健康保険料の負担減への期待もあります。その手段として、ヘルスツーリズム(健康増進型旅行)を活用する企業も少なくありません。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、テレワークを導入する企業も増えたようですが、社員の働き方が変わる中で、企業が社員の健康を留意することは大きな課題ではないでしょうか。本稿では、企業が健康経営®を推進において、ヘルツーリズムを活用し、楽しみながら健康への気付きを得るという考え方を紹介します。 ※健康経営®は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
西﨑 徹主任研究員