2020年のコラム

2020年のコラム一覧です。

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eスポーツのこれから ~新型コロナウイルス感染拡大による影響と見えてきた課題~

eスポーツのこれから ~新型コロナウイルス感染拡大による影響と見えてきた課題~

ゲーム産業は新型コロナウイルス(COVID-19)による活動自粛下において、「巣ごもりコンテンツ」のひとつとして注目を集めています。しかしそのゲーム産業の一部ともいえるeスポーツは、人と競い合うことにより初めて成立するため、大型大会の相次ぐ中止等に伴い、苦戦を強いられています。本文では世界のeスポーツの現状と共に、ウィズコロナ・アフターコロナにおけるeスポーツのあり方を考察します。

中川 拓也研究員

ヘルスツーリズムを活用した健康経営®推進の新たなアプローチ ~楽しみながら健康への気付きを~

ヘルスツーリズムを活用した健康経営®推進の新たなアプローチ ~楽しみながら健康への気付きを~

日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳でともに世界トップクラスです。しかしながら、健康寿命との開きは男性で約8年、女性では約13年あります。健康寿命というのは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことで、高齢社会におけるQOL(Quality of Life/生活の質)向上には健康寿命を延伸させ、平均寿命との差を狭めるように取り組んでいく必要があり、働き盛りの現役時代からいかに健康に対する意識を高く持つかがポイントです。近年、健康経営®※の注目が多くの企業間で高まっています。将来の健康寿命の延伸もその大きな目標ですが、社員もパフォーマンスをあげること、または健康保険料の負担減への期待もあります。その手段として、ヘルスツーリズム(健康増進型旅行)を活用する企業も少なくありません。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、テレワークを導入する企業も増えたようですが、社員の働き方が変わる中で、企業が社員の健康を留意することは大きな課題ではないでしょうか。本稿では、企業が健康経営®を推進において、ヘルツーリズムを活用し、楽しみながら健康への気付きを得るという考え方を紹介します。 ※健康経営®は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

西﨑 徹主任研究員

ボーダレスな仕事と旅の形を考える

ボーダレスな仕事と旅の形を考える

このコラム原稿は2020年5月後半に執筆したものであり、新型コロナウィルス感染症(以下「新型コロナ」と呼ぶ)に対する国による緊急事態宣言が全国で解除され、その後の感染防止策と共に、経済の回復策が注目されているタイミングである。当然、新型コロナから身を守る行動は継続して問われることとなり、「3密を避ける行動」や「県境をまたぐ移動の自粛」が叫ばれている。「おもてなし」や「誘客」を是としている観光地としては「今は来ないで欲しい」と叫ばざるを得ないことは断腸の思いであっただろう。この全国さらに世界規模で生命の危機に対する戦いの中で、県境や国をまたぐ観光旅行分野が、新型コロナが一定の終息を見た上の問題として位置付けられていることは止むを得ないところである。ただし新型コロナの終息宣言で、すべて元に戻るわけでない。新しい生活様式や価値観を通じて、何が元通りとなり何が変わるかについて、観光の分野でも今から想定し、準備しておくことが重要である。利用者側は「自身や家族を守りながら、どんな旅行をしてみたいか」をイメージし、受け入れ側は新型コロナに対応しつつ観光客をもてなし、事業を継続するにはどうすべきか」という狭間で新たな観光・旅行のモデルが問われることとなる。ここでは決して守りの姿勢だけでなく、新型コロナを契機とした「新しい生活価値観と旅のスタイル」という新たな観光・旅行モデルの可能性を考えてみたい。

中根 裕主席研究員

【特別寄稿】アフターコロナの観光復活 ~北海道十勝地区での回復のシナリオと未来~

【特別寄稿】アフターコロナの観光復活 ~北海道十勝地区での回復のシナリオと未来~

新型コロナウイルスは、世界中の観光に大打撃を与えていますが、その一方で、収束後の回復のシナリオを構想し、具体的に準備を進める動きも出てきました。今回は、他県に先立ち2月末に緊急事態宣言が発令された北海道で、北海道ホテル(帯広市)の経営の傍ら、十勝地区全体の観光振興および地域活性化に、広い視点で積極的に関わる、若手リーダーの林克彦氏に、十勝地域およびホテルの先を見据えた現在の取り組みについて寄稿していただきました。

林 克彦株式会社北海道ホテル 取締役社長

ツーリズムの再始動へ「新たな日常(ニュー・ノーマル)」におけるツーリズムのあり方について

ツーリズムの再始動へ「新たな日常(ニュー・ノーマル)」におけるツーリズムのあり方について

旅行・観光における「新たな日常(ニューノーマル)」とは、旅行中の様々な場面での感染リスクを最小限に抑える感染防止策が自然に組み込まれた常態をいいます。 先日当社が参加した世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)のリカバリー・イニシアチブで、今後起こりうる市場やプロトコル(手順)の変化、宿泊施設やレストラン、会議施設、空港などでの具体的な取り組みや行動変容についての情報共有がありましたので紹介します。

熊田 順一主席研究員

日本の妖怪が世界へ。アマビエブームにみる「伝承」の価値

日本の妖怪が世界へ。アマビエブームにみる「伝承」の価値

疫病退散にご利益があるという妖怪「アマビエ(歴史的仮名遣:アマビヱ)」が今ひそかなブームとなっています。4月9日には厚生労働省が公式Twitterにアマビエのイラストを掲載し、新型コロナウィルス感染拡大を防ぐ啓発画像として起用しました。江戸期、明治期と過去二回のアマビエブームは、人々の疫病への不安に応える形で、図像が販売されるという、どの時代にも起こり得る「商品ブーム」でしたが、今回は様相が違うようです。その現象とは・・・。

河野 まゆ子主席研究員

アフターコロナの世界を見据えて、構想すべき未来とは ~雪国観光圏代表理事・株式会社いせん代表取締役 井口智裕氏に聞く~

アフターコロナの世界を見据えて、構想すべき未来とは ~雪国観光圏代表理事・株式会社いせん代表取締役 井口智裕氏に聞く~

新型コロナウイルスの感染拡大により、地球規模で外出や移動が制限され、世界経済は大打撃を受けています。ツーリズムは、移動の自由が保証された状況下での人的な交流の促進活動と言われますが、移動の自由の重みというものを、身を以て知ることとなりました。感染拡大を防ぐことが優先の現在、運輸・観光に関わる経済活動は停止せざるを得ない状況で、資金繰りは事業者の大小に関わらず死活問題です。支援制度を活用し、事業再開に向けあらゆる知恵を絞り生き抜くことが今の優先事項と考えます。しかし同時に考えておくべきことが、「アフターコロナの世界」ではないでしょうか。本文では観光の最前線で活躍する一般社団法人雪国観光圏代表理事・株式会社いせん代表取締役の井口智弘氏との対話を通して、観光に携わるそれぞれの立場で、どうしたらアフターコロナのより良い姿を描けるか考えたいと思います。

波潟 郁代執行役員 企画調査部長

オーバーツーリズムを賑わいに変えるには

オーバーツーリズムを賑わいに変えるには

オーバーツーリズムという言葉はいつからいわれるようになったのでしょうか。週末のイベントや市場やバザールに地域の外から人が多く集い、賑わうシーンは過去にもありこれを「賑わい」ととらえていた時代と今は何が違うのか、ひも解いてみます。※本コラムは、一般社団法人日本交通協会発行「汎交通2019年度Ⅲ号」に掲載された原稿を、許可を得て再掲するものです。

熊田 順一主席研究員