宿泊・集客施設のコラム

宿泊・集客施設に関わるコラムの一覧です。

【特別寄稿】“Tourism × 観光地域” 観光地域における、経済環境変化への対応 ―変えてはいけない、変えなくてはいけないモノ・コト、別府事例から―

【特別寄稿】“Tourism × 観光地域” 観光地域における、経済環境変化への対応 ―変えてはいけない、変えなくてはいけないモノ・コト、別府事例から―

はじめに ~脅かされる安心・安全産業としての観光~ 観光は安心・安全を前提としており、なによりまして「平和」を基盤とした産業である。  2019年末から始まった新型コロナ禍により、世界的に人流は抑制され、特にサービス産業、とりわけ観光、宿泊、飲食、エンタメ産業は他産業に比して戦後最悪といってもよい低迷...

鶴田 浩一郎社団法人オンパク 代表理事
ホテルニューツルタ 代表取締役社長

MaaSは観光地の魅力づくりにつながるか?~山梨での実証事業から

MaaSは観光地の魅力づくりにつながるか?~山梨での実証事業から

全国各地でMaaS(Mobility as a Service・マース)の取組みが行われています。その内容は場所や目的により多種多様です。本稿では、当社も係わり2021年11月に山梨県で実施された観光型MaaSの実証事業を通して、多くの旅行者が感じている地方部の観光地の移動手段の課題とその解決に向けた考え方について述べていきます。

福永 寛主任研究員

注目されるナイトタイムエコノミー(夜間経済) 外国人の生活様式・文化背景の視点で見る日本のナイトライフのあり方

注目されるナイトタイムエコノミー(夜間経済) 外国人の生活様式・文化背景の視点で見る日本のナイトライフのあり方

ナイトタイムエコノミーとは、夜間(一般には、日没から日の出まで)の経済活動のこと。消費やビジネスチャンスの広がりを期待して、世界各国で様々なナイトタイムエコノミー(夜間経済)への取り組みが進められています。日本でも、特に訪日外国人旅行者によるナイトタイムの娯楽利用が期待されています。一方で、「日本には深夜まで営業している娯楽・文化施設、交通機関が少なく、夜を楽しめない」という声も。本コラムでは、2018年度に東京都が実施した「東京のナイトライフ観光に関する調査」をもとに、日本のナイトライフのあり方について考察します。

安藤 勝久主任研究員

テクノロジーの進化と空港の未来

テクノロジーの進化と空港の未来

空港の保安検査を長い行列で待ったり、手荷物を細かくチェックされたり、靴を脱がされたり・・・といった経験をストレスや不満に感じたことがある方は多いのではないでしょうか。昨今急激に進むテクノロジーの発展は、航空の領域にも大きな変化をもたらし、空港のいたるところでテクノロジーを活用した業務合理化が進展中です。今後は高い信頼性と旅客満足を確保しつつ、低コストで多くの旅客を取り扱うことのできる空港が出現する時代が目の前に迫っています。本コラムでは、テクノロジーの進化とともに空港で進む新しい取り組みの一部を紹介します。

野村 尚司

金融機関における観光産業への投融資の現状と課題

金融機関における観光産業への投融資の現状と課題

金融機関における観光産業への投融資は、課題を抱えながらも新たなフェーズに入ったと言える。金融機関自らがプラットフォームを構築するための投資を行い、観光産業のみならず、他産業への波及効果を狙う事例も出てきている。また2018年1月に施行予定の住宅宿泊事業法は積年の課題であった長期滞在マーケットの構築を促し、金融機関の新たな投融資の広がりにつながるはずである。
※本コラムは、金融ジャーナル社発行「金融ジャーナル7月号」(2017)に掲載された原稿を許可を得て再掲するものです。

篠崎 宏客員研究員

生きた建築の文化価値を再発見する時代へ ~モダニズム建築を観光資源に育てていくために~

生きた建築の文化価値を再発見する時代へ ~モダニズム建築を観光資源に育てていくために~

2016年、文化庁は「文化芸術資源を活用した経済活性化」(文化GDPの拡大)を掲げた。『文化』を広い概念で捉え、観光や他産業への波及を視野に入れた経済活性化に取り組み、文化GDPを日本の総GDPの3%にまで拡大することを目指すものだ。いま、日本モダニズム建築は「保存か活用か?」という議論の俎上に載せられている。なぜ保存すべきなのか、どのように保存することが好ましいのか、どうすれば保存したくなるのか。観光の視点から、建築という文化資源をどのように捉え、活用することができるか考察していく。

河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長

地域活性化

WEF(世界経済フォーラム)旅行・観光競争力レポート2015の概要

世界経済フォーラム「旅行・観光競争力レポート2015」では、日本が前回(2013年)の14位から9位にランクアップしたことが話題となったが、このランクアップにはどのような意味があるのだろうか?さらに日本の競合国は、今回どのように評価されているのだろうか?このような疑問を持ちながら、競争力レポートの内容を深堀してみた。

髙松 正人客員研究員

IR

MICEからみた特定複合観光施設(IR)

特定複合観光施設(IR)は新しい都市型観光ともいうべき統合型リゾート施設であり、日本においても「IR推進法案」が臨時国会で可決の方向とされている。特定複合観光施設(IR)の整備はMICEと密接な関係があるにも関わらず、MICEとの関係性についての議論が未だなされていない。MICEから見たIRについて考えてみた。

太田 正隆主席研究員