2025年のコラム
2025年のコラム一覧です。
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高付加価値旅行者を再定義する ~日本が惹きつけるべき旅行者像の本質~
訪日観光は旅行者数・消費額ともに過去最高を記録しましたが、一方でオーバーツーリズムや地域経済への恩恵の偏りなど課題も出ています。 観光庁やJNTOが掲げる「高付加価値旅行者」の概念が「高額消費者」と混同されている現状も踏まえ、本稿ではその定義を再考し、世界の観光動向や旅行者の価値観の変化を視野に入れ、今後の日本の観光政策のあるべき姿を考察します。
山下 真輝フェロー
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災害時の観光客への対応のカギは、三つの「不」の軽減
観光危機管理において、災害時の旅行者への負の影響を具体的に想定することは不可欠です。本稿では、停電時のホテルを事例に「不快」「不便」「不安」等の影響を分析。旅行者の安全確保に加え、「安心」を提供するための多言語情報提供や、事業者・行政が備えるべき対応策を考察します。
髙松 正人客員研究員
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映像コンテンツによる観光振興 その課題と展望
映画やドラマのロケ地巡り、SNSで話題の絶景…近年、映像が観光に与える影響はますます大きくなっています。地域の魅力を効果的に発信し、多くの観光客を誘致する映像観光の可能性と、その一方で発生する課題、そして持続可能な地域振興に向けた取り組みについて解説します。
武田 道仁上席主任研究員
ウェルネスツーリズムの新たな可能性を、豪州タスマニア島の水上サウナの事例から考える
日本でも注目されるウェルネスツーリズム。オーストラリア・タスマニア島の海上と湖畔に設置された水上サウナ施設の事例から、地域の自然資源を活かした新たな観光の可能性を探る。
鶴本 浩司客員研究員
自然と共に成長する~従業員と環境のウェルビーイングを高める企業戦略~
企業経営のキーワードに「ウェルビーイング」が増えている現在、企業は「人としての幸せと組織の成果」の両立、そして「真の生産性」の意味を問われています。 社会への影響を強く意識した事業展開が求められる現代において、企業における優れた取り組みについて考察します。
臼井 香苗主任研究員
持続可能な観光地の取組~ユニバーサルツーリズム先進県・ひょうご~
兵庫県は2023年に全国に先駆けて「ユニバーサルツーリズム推進条例」を制定しました。ユニバーサルツーリズムは「誰でも行きたくなる観光地」を育てるカギとなり、持続可能な観光の土台ともいえます。兵庫県のユニバーサルツーリズムの取り組みから持続可能な観光との関係性を考察していきます。
勝野 裕子上席主任研究員
2040年産業構造ビジョン中間整理案が示す観光産業の基幹産業化
2025年4月、経済産業省は「2040年の産業構造ビジョン」第4次中間整理案を発表した。観光産業は2040年には基幹産業化するとされ、大きな期待が寄せられている。 *本コラムは、「不動産経済Focus & Research No1525(不動産経済研究)」に掲載された原稿を、許可を得て再掲するものです。
篠崎 宏客員研究員
「観光SX」〜サステナブルツーリズムのその先へ〜
観光は地域経済を支える大きな力となる一方で、外国人旅行者の急増による混雑や地域摩擦といった課題も深刻化しています。こうした状況の中、サステナブルツーリズムの理念が重視されるようになりましたが、それだけでは十分に地域の未来を支えることは難しくなりつつあります。 本コラムでは、観光を通じて地域・旅行者・社会がともに新たな価値を育み、持続可能な未来を創り出していく新たな視点「観光サステナビリティ・トランスフォーメーション(観光SX)」について考察します。
山下 真輝フェロー
個人化の時代におけるファッションと旅
かつて、ファッション誌が旅を後押しした時代があった。コロナ禍のさなか、ファッション業界・観光業界が苦戦する中で、新たな商品やサービスが堅調な成長を遂げた。転換期にある両業界における消費者ニーズの共通項や、ファッションと旅の関係を探る。
河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長
コロナ禍収束から2年、旅行需要の変化を振り返る~2025年GWの旅行動向より
約2年前の2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は2類感染症から5類感染症に移行されました。コロナ禍から人の往来の自由が戻り、旅行が急速に回復してきた過程を、先日発表されたJTBのGW旅行動向調査を基に振り返ります。
中尾 有希副主任研究員