2013年のコラム

2013年のコラム一覧です。

観光教育

人材育成におけるイノベーション ~若い世代のキャリア開発のポイントとは~

観光庁が発表した「観光産業政策検討会提言」では、若者の早期離職に関して「3年の壁」といわれる定着率の低さ等の課題の改善の必要性が述べられた。将来を見越した個々人のキャリア開発の視点が重要であるが、若い世代のモチベーションを維持し、満足度の高いキャリアを構築していくために大切なポイントとは何か?最近のトレンドを交えて紹介していく。

田中 敦山梨大学 生命環境学部地域社会システム学科 教授

海外旅行

海外旅行でも広がる地域間格差、そして首都圏一極集中

2012年の日本人出国者数は史上最高となったが、惜しまれるのは秋口からの失速である。8月までの動向をみる限りでは、1,900万人の大台も夢ではないと思われたところへ、中国、韓国との間の国境問題。いずれにしても史上最高の数値を記録した2012年の日本人海外旅行マーケットだが、その内容を2000年と比較してみると、ちょっと意外な結果がみえてくる。

磯貝 政弘

海外旅行

最近の円安傾向および消費増税(2014年施行)の旅行・レジャー消費への影響について

2012年末より続く円安・株高により、旅行やレジャー消費への関心も高く、旅行各社が発表した2013年のゴールデンウィークの旅行動向は好調の見通しである。リーマンショック後に、「節約志向」や在宅型の「巣ごもり消費」を背景に旅行者数が減少したことは記憶に新しいが、今後1年、旅行・レジャー意欲は維持されるか、消費者調査などからまとめた。

波潟 郁代執行役員 企画調査部長

【特別寄稿】ダボス会議で観光産業の真の付加価値を考える

【特別寄稿】ダボス会議で観光産業の真の付加価値を考える

世界経済フォーラムの年次総会、ダボス会議は、国籍や民間・政府出身にかかわりなく、人類にかかわるすべての問題を「自由に」話し合う唯一の場である。そのような場で、社会の成熟にあわせて、ローカル、つまり、おもてなしの心のような日本人の資質を活かしてつくりあげてきたソフトの価値が世界のサービス分野でも評価されたようだ。

佐々木 隆JTB代表取締役会長

世界遺産

これからの文化財観光 ~世界遺産登録に向けた取り組みを通じて~

2012年、平泉が世界文化遺産に登録され、続いて富士山、長崎、富岡製糸場と国内の文化財が世界遺産登録の列に並んでいる。文化財が、そして文化財を有する観光地が世界遺産になったとき、なにがどのように変わるのか?地域の宝が世界遺産になることの功罪を検証し、世界遺産に翻弄されずに地域の核にしていくための地域の取り組みを探る。

河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長

海外旅行

旅行需要は持続するのか

2012年の海外旅行人数および訪日外国人数の推計値が日本政府観光局より発表され、海外旅行人数は1,849万人と過去最高を、訪日外国人数は836.8万人と過去2番目の人数を記録した。政権交代や連日円安、株価上昇などの社会・経済環境の中で、今後の観光や旅行消費はどうなるのか。2000年以降の海外旅行人数の推移や経済統計から考えてみたい。

守屋 邦彦