河野 まゆ子のコラム

河野 まゆ子に関わるコラムの一覧です。

「DEEP TOKYO 山谷」が訪日客にとってメジャーとなる日

「DEEP TOKYO 山谷」が訪日客にとってメジャーとなる日

ドヤ街という言葉で表現されてきた台東区山谷。高度経済成長の面影を残すこの地域にも、日本の生活文化を求めて訪日旅行者が集まりつつあります。まだ穴場ともいえる山谷が、居住者と訪れる人、それぞれにとっての居心地を損なわず、「交流するまち」としてさらなる発展を遂げるためには、何が必要なのでしょうか。可能性と課題を探ります。

河野 まゆ子主席研究員

世界遺産の裏に隠された土着的な価値の活用と伝達こそが地域の命題~「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録に際して~

世界遺産の裏に隠された土着的な価値の活用と伝達こそが地域の命題~「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録に際して~

6月30日に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されました。世界遺産への登録で注目が集まり、来訪者が増えることが期待されますが、世界遺産に関わらず教会などの関連資産が信仰の場として日常的に機能しているため、同地域に来訪者が集中し、多大な負荷がかかる懸念もあります。そのために地域ではどのような取組が行われているのでしょうか。世界遺産登録を契機として観光客に地域の個性を伝え、見学者の来訪を遺産の維持管理に役立てていくために、更に一歩踏み込んだ文化遺産活用に向けた対策が期待されます。

河野 まゆ子主席研究員

今、ミュージアムに期待されるもの

今、ミュージアムに期待されるもの

今、社会的な学びの場としてミュージアムに期待が寄せられています。ミュージアムを学びの場とするために、来館者が一方的に情報を受け取るだけでなく、体験したことから何かを生み出して社会に還元していく流れをつくるにはどのような場づくりが必要なのでしょうか。 本稿は、地域経営の観点からミュージアムに関わってきた二人が、学びの未来とミュージアムについて、ミュージアム自身の取り組みや自治体・地域・企業・大学との連携などに関して対談形式で語ったものです。(対談場所:東京・汐留「アドミュージアム東京」) *本稿は、公益財団法人吉田秀雄記念事業財団発行「アド・スタディーズ」vol.63(2018年3月25日号)掲載の記事を許可を得て再掲するものです。

河野 まゆ子主席研究員 玉村 雅敏慶應義塾大学教授

「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」、世界遺産登録の評価と今後への期待

「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」、世界遺産登録の評価と今後への期待

7月9日、ポーランドのクラクフで開催された世界遺産委員会において、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の登録が決定された。これを受けて、これまでの世界遺産と同様に、宗像三社を中心とした一層の観光活用や地域活性化への効果が期待されている。一般人が上陸できない特異な世界遺産である沖ノ島の価値の示し方と、観光活用に向けた留意点や期待について整理提言する。

河野 まゆ子主席研究員

生きた建築の文化価値を再発見する時代へ ~モダニズム建築を観光資源に育てていくために~

生きた建築の文化価値を再発見する時代へ ~モダニズム建築を観光資源に育てていくために~

2016年、文化庁は「文化芸術資源を活用した経済活性化」(文化GDPの拡大)を掲げた。『文化』を広い概念で捉え、観光や他産業への波及を視野に入れた経済活性化に取り組み、文化GDPを日本の総GDPの3%にまで拡大することを目指すものだ。いま、日本モダニズム建築は「保存か活用か?」という議論の俎上に載せられている。なぜ保存すべきなのか、どのように保存することが好ましいのか、どうすれば保存したくなるのか。観光の視点から、建築という文化資源をどのように捉え、活用することができるか考察していく。

河野 まゆ子主席研究員

「時代の最先端」と「変わらない本質」の両立が神社・仏寺の観光の鍵

「時代の最先端」と「変わらない本質」の両立が神社・仏寺の観光の鍵

神社や仏寺はかつて、文化や技術の中心地、集積地として時代の最先端を行く組織であり、門前町には参拝者向けに流行りの品々や人気のグルメが並び、最新技術を駆使した建築が建てられました。時代とともに神社や仏寺の役割は変化してきましたが、社会環境や市場のニーズ、テクノロジー等の技術が急速に変化・発展する現代、変化を柔軟に捉え、観光という手法を活用して、社寺の本来の意義や価値をいま再び社会に伝達することの可能性を考察します。

河野 まゆ子主席研究員

土木観光(インフラ・ツーリズム)はマニアだけのものか ~砂防施設と周辺景観を「地域の歴史を語るインデックス」として活用するために~

土木観光(インフラ・ツーリズム)はマニアだけのものか ~砂防施設と周辺景観を「地域の歴史を語るインデックス」として活用するために~

国土交通省総合政策局は、国内のインフラ拠点を観光資源化する取り組みの一環として、土木観光(インフラ・ツーリズム)を積極的に促進、活性化を進めています。これまでマニアのものとされてきた工業地帯やダムなど、その「土木観光(インフラ・ツーリズム)」について、独自調査の結果と合わせ読み解きます。

河野 まゆ子主席研究員

地域社会における神社・仏寺が目指す方向性

地域社会における神社・仏寺が目指す方向性

近年、地域コミュニティの核として機能していた神社や仏寺の物理的・心理的なハブ機能が失われつつある。一方で、「美坊主図鑑」や“御朱印集め”をする若年女性が出現している。地域活性化の方策を模索する社寺とともに、文化・文化財の継承、地域コミュニティの中で社寺が担うべき機能、人的交流を通じた地域経済への貢献の方策を事例とともに考える。

河野 まゆ子主席研究員

SIT

漫画・アニメを活用した地域活性化の可能性

数年前から、「聖地巡礼」という言葉は新たな意味を持つようになった。漫画・アニメなどの熱心なファンが、自身の好きな著作物などに縁のある土地を”聖地”と呼び、実際に訪れる現象のことである。しかし限られたマーケットを対象とした「聖地巡礼パターン」からの脱却が、今後、漫画・アニメを通じた地域活性に課せられたテーマでもある。

河野 まゆ子主席研究員

地方創生

地域博物館の価値再考 ~「住民参加」から次のステップへ~

1980年代以降、地域博物館(地域住民が普段の生活の中で訪れる博物館)を地域活性化の起爆剤にしようとする動きが全国各地で生まれてきた。これに伴い博物館の機能は大幅に拡大され、博物館を地域活性化のコア施設として位置付けるケースも増えた。日本の文化発信の拠点のひとつとなる地域博物館の変遷を考察する。

河野 まゆ子主席研究員