地域活性化のコラム

地域活性化に関わるコラムの一覧です。

Make a good choice

Make a good choice

現在、日本では地域創生のキーファクターとして観光に期待がかかっている。ほぼ初めて観光振興に取り組むといってもいい日本の地域も少なくないが、その姿は当時の新生クロアチアの観光振興を思い起こさせる。2007年から東アジアにおけるクロアチア政府観光局の準備に従事し、2015年まで代表を務めた筆者の経験を通じて、日本の‘Make a good choice’ について考察したい。

エドワード トゥリプコヴィッチ 片山客員研究員

新潟県の離島 粟島の未来創生事業から考える小規模・超高齢化地域の産業の未来像

新潟県の離島 粟島の未来創生事業から考える小規模・超高齢化地域の産業の未来像

周囲に島が無い「孤立型離島」で、日本で4番目に人口が少ない自治体であり、高齢化率が日本で最も高い離島の1つと考えられる新潟県粟島浦村。粟島浦村の、高齢社会に対応する観光サービス提供の仕組みの構築、教育と産業の連携による地域経済活性化の実践を通して、小規模・高齢化する地域の産業の将来像について考察してみます。

上田 嘉通客員研究員

地域社会における神社・仏寺が目指す方向性

地域社会における神社・仏寺が目指す方向性

近年、地域コミュニティの核として機能していた神社や仏寺の物理的・心理的なハブ機能が失われつつある。一方で、「美坊主図鑑」や“御朱印集め”をする若年女性が出現している。地域活性化の方策を模索する社寺とともに、文化・文化財の継承、地域コミュニティの中で社寺が担うべき機能、人的交流を通じた地域経済への貢献の方策を事例とともに考える。

河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長

地方創生

食文化への注目と地域活性の可能性

「和食」は地域でつくられてきた「日常の食」の積み重ねである。戦後70年の日本人の食生活の変化や消費者ニーズが変化するなかで、地域の食文化に注目する動きも顕在化してきた。右肩上がりの成長期における日本の食生活から現在までを振り返り、その上で食を通じた地域活性の可能性について考察する。

斎藤 薫主任研究員

地域活性化

WEF(世界経済フォーラム)旅行・観光競争力レポート2015の概要

世界経済フォーラム「旅行・観光競争力レポート2015」では、日本が前回(2013年)の14位から9位にランクアップしたことが話題となったが、このランクアップにはどのような意味があるのだろうか?さらに日本の競合国は、今回どのように評価されているのだろうか?このような疑問を持ちながら、競争力レポートの内容を深堀してみた。

髙松 正人客員研究員
観光レジリエンス研究所 代表

SIT

漫画・アニメを活用した地域活性化の可能性

数年前から、「聖地巡礼」という言葉は新たな意味を持つようになった。漫画・アニメなどの熱心なファンが、自身の好きな著作物などに縁のある土地を”聖地”と呼び、実際に訪れる現象のことである。しかし限られたマーケットを対象とした「聖地巡礼パターン」からの脱却が、今後、漫画・アニメを通じた地域活性に課せられたテーマでもある。

河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長

奥尻島将来への2つの礎事業~サービス経済化による新たな資金循環モデルの構築~

奥尻島将来への2つの礎事業~サービス経済化による新たな資金循環モデルの構築~

各地域で資金循環モデル構築への挑戦が行われている。産業構造において第三次産業であるサービス産業の比率の増加が起こると資金循環が大きくなる。2014年に奥尻ムーンライトマラソンを開催し、新たな資金循環モデルの構築に挑戦している奥尻島を紐解いていく。

篠崎 宏客員研究員

スポーツツーリズム

2014年サッカーW杯ブラジル大会からスポーツ世界大会の影響力を考える

プロスポーツが充実してくると、それに憧れ草の根の層が充実され、その裾野の拡大がトップアスリートの発掘・育成につながるといった相互影響の関係になってくる。またサポーター等の地域交流を発生させ、スポーツツーリズムを発展させ、地域振興へとつながっていく。日本にとっても、2020年東京オリンピックをどう位置付けていくのかが重要だ。

山口 祥義