2014年のコラム

2014年のコラム一覧です。

IR

MICEからみた特定複合観光施設(IR)

特定複合観光施設(IR)は新しい都市型観光ともいうべき統合型リゾート施設であり、日本においても「IR推進法案」が臨時国会で可決の方向とされている。特定複合観光施設(IR)の整備はMICEと密接な関係があるにも関わらず、MICEとの関係性についての議論が未だなされていない。MICEから見たIRについて考えてみた。

太田 正隆主席研究員

観光教育

観光経済新聞再掲  ~マーケットを読む・「自ら育ち成長する」とは~

観光に携わる人材の育成では、専門知識や接遇技術の習得には講義やロールプレイ、商品の開発などにはワークショップといった集合型研修が有益だ。しかしながら型どおりの対応だけでは、真の観光振興にはつながらない。必要なのは自ら課題を見つけ、解決する力であり、それを底支えするのは地域への「誇り」や「熱い想い」ではないか。

岩崎 比奈子

土木観光への期待  Expectation for the sightseeing to CIVIL ENGINEERING STRUCTURE

土木観光への期待  Expectation for the sightseeing to CIVIL ENGINEERING STRUCTURE

身近な土木施設を見学する「土木観光」が一部のマニアだけではなく市民の間にも広がっています。また、土木界においても、土木の持つ意味や役割を社会に伝えるために「観光」を前向きに活用する動きが見られます。このたび土木学会誌2014年6月号に当研究所より寄稿を致しましたが、土木学会様のご厚意で許諾を得られましたので再掲いたします。

中根 裕主席研究員

世界経済フォーラム東アジア会議、11のキーワード

世界経済フォーラム東アジア会議、11のキーワード

世界経済フォーラム東アジア会議がフィリピンで開かれ、アジア・太平洋地域の経済・社会の今後の見通しや課題、対応などについて意見を交わした。多様な分野でさまざまな議論が行われたが、共通するキーワードが浮かび上がってきた。それらのうち11のキーワードを取り上げ、アジアにおける重要な課題と解決の方向性について紹介したい。

髙松 正人客員研究員
観光レジリエンス研究所 代表

観光教育

観光経済新聞再掲 ~マーケットを読む・「あまちゃんに学ぶ地域人財育成のカギ」

最近の離職の傾向として、「自己の成長につながらない」「自分の仕事が社会の役に立っていないと感じる」といった理由が多く挙げられるようになった。2013年4~9月の放映で旋風を巻き起こした朝の連続ドラマ小説「あまちゃん」。このドラマは地域振興や人材育成という観点からも興味深く、若者の働き甲斐とやる気を促す対応策に共感できる点がある。

田中 敦山梨大学 生命環境学部地域社会システム学科 教授

観光経済新聞再掲 ~マーケットを読む・「これからの集客施策は『スマホ・ファースト』で」

観光経済新聞再掲 ~マーケットを読む・「これからの集客施策は『スマホ・ファースト』で」

旅行行動の変化に伴い3つのキーワード、すなわち「ソーシャル」「ローカル」「モバイル」がカギを握り、これからのマーケティングでは間違いなくスマホが主役となる。これからは発想自体を一刻も早く「スマホ・ファースト」(英語では「モバイルファースト」)、つまり最初にスマホでどう展開するか、という考え方に切り替えていくことが必要だ。

鶴本 浩司客員研究員

フランスのワインツーリズムに見る新しい認定制度 ~Label Vignobles & Découvertes~

フランスのワインツーリズムに見る新しい認定制度 ~Label Vignobles & Découvertes~

観光大国フランスは、同時にワイン大国でもあり、昔からワインを観光のコンテンツとして活かし取り組みを進めているが、今回新しい認定制度「Label Vignobles & Découvertes(「ワイン産地と発見」認定制度と標記)」が誕生した。酒を国レベルで観光のコンテンツとして活用しているフランスのワインツーリズムの事例を紹介する。

浪川 桂一郎

デジタルマーケティング

観光経済新聞再掲 ~マーケットを読む・「スマートフォンを通じて伝える地域の魅力」 他

観光経済新聞10月19日掲載された「スマートフォンを通じて伝える地域の魅力」では、インターネット環境の提供や旅行者も発信しやすい仕組み作りの重要性を、観光経済新聞10月26日に掲載された「新しいシニアに向けて」では、シニアの旅行にインターネットが与える影響について紐解きます。

早野 陽子主席研究員

地方創生

地域博物館の価値再考 ~「住民参加」から次のステップへ~

1980年代以降、地域博物館(地域住民が普段の生活の中で訪れる博物館)を地域活性化の起爆剤にしようとする動きが全国各地で生まれてきた。これに伴い博物館の機能は大幅に拡大され、博物館を地域活性化のコア施設として位置付けるケースも増えた。日本の文化発信の拠点のひとつとなる地域博物館の変遷を考察する。

河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長

LCC

観光経済新聞再掲 ~マーケットを読む・「LCCによる旅行と消費の変化」 他

観光経済新聞9月28日掲載の「LCCによる旅行と消費の変化」、10月5日掲載の「LCCに「同調型」が反応」では、LCC(格安航空会社)の旅行者への影響について、10月12日掲載の「観光列車の集客効果を生かす」では、近年各地で運行される観光列車の可能性について考察する。

守屋 邦彦